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個人指導 名古屋でのリハビリテーション

 ☆ホリダーシモン 情報            2014’7月版

手指のリハビリ

手 指のリハビリ

手、足、身体バランス


「実用的に生活できるように麻痺していない手、麻痺した手は諦め利き手の交換をしましょう?」と、発症直後から、全く麻痺側の手のリハビリをしてもらえないと、こるくぼーどに来る方、相談のメールや電話が少なくありません。
 手のリハビリの難しさは確かにありますが、だからと言って全く初めからリハビリをせずに、片手で日常生活動作の訓練、利き手交換とは^_^;・・・利き手交換によって残存していた麻痺手側の脳の部位が交換した手側に使われてしまうという学会報告がありますが、交換したことで麻痺側の改善の可能性が薄れるという説明は殆どされていないようです。
 さて、麻痺した手は本当に改善の見込みがないのでしょうか?脳は環境によってその使い方を変化させる可塑性の力があり、その能力は従来思われていた以上であるとも言われる一方、未だ旧態依然の一度損傷した脳は再生しないので、麻痺は改善しないと言う論理で作られた統計データ、初めから改善させようとしないリハビリ方法で得たデータをもって科学的根拠、勉強不足、経験不足、使命感を持っていない心無い治療家もいるようです。上記のボールは私が2006年、徹底的に手のリハビリをと言う要望の方を前にして、何か家でも出来る方法はと、探し回って発見した道具類です。手のリハビリ道具として手軽に入手可能なものです。尚、決して筋トレではないので、次の方法を厳守してください。

原則その1
脳血管障害(脳梗塞、脳出血)による麻痺は筋の損傷ではないので、筋トレ、パワーは禁止!(異常反射を高め固める共犯原因)

原則その2
動かす前にイメージ(イメージは視覚よりも身体の感覚:関節角度、関節の動き、関節と身体の形)
原則その3
とにかくゆっくり
原則その4
正しい姿勢 格好良く見える
原則その5
力み、異常な反射、代償の運動をさせない、悪い癖をつけない


手順
1.麻痺していない手の前にボールを置く
2.麻痺していない手をボールの上に持って行こうとする時
手はどんな動きをして、ボールまで動かすのかを動かす前に考えてみる
3.2をイメージする(視覚イメージだけでなく、手を動かす関節、肩、肘などもどう動くか関節の角度や腕の位置、形などの感覚に注意を向ける
4.3のイメージを再度想起しながら健常な手をボールまで運んでみる。
5.麻痺手の前にボールを動かす

健康な手側で行なったイメージ、動作を参考に、麻痺手側で、同じ手順で手をボールまで運びます。
6.健常手でイメージした事、行なったことを麻痺手でやったらどのようにやるのだろうかを考え、イメージする。
7.麻痺手をボールの上に持って行こうとする時、手はどんな動きをして、ボールまで動かすのかを動かす前に考えてみる
8.7をイメージする(視覚イメージだけでなく、手を動かす関節、肩、肘などもどう動くか関節の角度や腕の位置、形などの感覚に注意を向ける
9.8のイメージを再度想起しながら麻痺手をボールまで運んでみる。
10.イメージ通りに出来ているかチェックをする。自身でのチェックだけでなく、家族や他者から、或いはビデオを撮って見直すなりのチェックをする。
11.出来ていない部分を修正したイメージを作り、動かさずにイメージを繰り返す
12.11の修正イメージにそって動かす。

13.以降6~12 或いは1~12を繰り返す
 
ゆっくり、先ずは健常な手でゆっくり動かし感覚を味わう