やる気が無いんじゃない、上手くやる気がコントロールできない。麻痺は運動機能だけじゃなかった・・・思考や注意持続が出来ない『今思うと、通い始めた頃は色々と変だった』と・・・本人談

高次の脳機能障害、左空間無視、脳梗塞、名古屋、リハビリセンタ、自費リハビリ、rehabilitation center

発病から2年を過ぎていますし、これまで病院、デイサービス、どこもリハビリにやる気がない等色々言われる主人ですが・・・
それが、お電話での奥様のとても悩まれた様子の第一声でした。

 初回、こるくぼ~どでの内藤さんは車椅子の足置きから足を降ろすこともできない状態。座位も不安定さと疲れ易さで背もたれが必要、30分ほどの短時、リハビリは途中ベットに横になってという状況でした。しかし、実は内藤さんはやる気の塊だったのです。数回目の指導の頃には自身からリハビリのメニューの提案、自宅での自主トレも自分でメニューを決め、毎回始まりには、自主トレの成果や次の課題、今日これから私たちと取り組みたい事などを自ら積極的に提案されるように。リハジムでの2時間『次はこのリハビリを、そして次は・・・』内藤さんの提案に従って私たちは忙しく動く💦状況となっています(^^

 


 内藤さんはやる気が無いと誤認識されていたのか。いや専門職は理論的には知っていたはずです。しかし実際の指導の具体的な方法は難しく、私たちもいつも悩みより良い方法をと考えています。左麻痺の特徴、右脳損傷による注意障害で物事や自分の身体に持続的な注意を向けることが困難になっている状況では麻痺の動きだけを扱っても改善は難しいようです。興味を示すことが出来るようにリハビリの内容を内藤さんの改善したいこと、困っていることを具体的に取り上げ、その事に十分にリンクさせたリハビリメニュー。一つの動作毎にどんな目的でなぜ行うのかを説明。セラピストの一方からではなく、内藤さんはどう思うのか、行いながら逐一上手くいってると思うか、思わないか?とひとつひとつ、ひと動作毎、丁寧な確認が必要でした。
 また、彼の問題を起こしている注意の障害、左空間の無視など高次の脳機能の障害に働きかけるメニューにリハビリがなっていなくては、身体の運動機能だけでなく高次の脳機能の改善を目指したことで、言動面まで変わり、それで動作も改善するように準備が整います。

 初回、車椅子の足置きから自分では足の乗せ降りができない内藤さんでしたが、昨年は仕事への復帰を考えた体験活動をしたり、趣味のPC機器を求め名古屋大須の電気街まで一人で地下鉄やバスを乗り継ぎ出かける、噂の美味しいランチ、興味のあるイベントにも一人
で、トイレの自立や多少の段差などは街で出会う方々に協力を申し出て逞しく社会参加と自分らしさを開花させています。
歩行や手を使うようになるまでにはまだ沢山のハードルが待っていますが、これからも一緒に悩みチャレンジしてゆきましょう。

リハジムこるくぼ~どについてのアンケート

・こるくぼ~どに来られる前、悩まれていたこと

 歩行が上手くできない。トイレに行くのが困難
  
・こるくぼ~どでの指導を受けて良かったこと、改善した事を教えてください

 トイレをする時、立位でも出来るようになったこと

・こるくぼ~どの指導や施術、他と比べての違いを教えてください

 ただがむしゃらにあるかせるリハビリでは無い事、手足が体に対してどこにあるかを探るようにするリハビリ

 

・同じような状態や症状で悩んでいる方へ何か一言お願いします

 スクワットが出来るかトライしてみてください







※名前、写真アンケートの紹介など掲載についての許可を御本人より頂いています。

・こるくぼ~どに来られる前、悩まれていたこと

 何に対してもやる気を見せない、寝てばかりいる。

 デイサービスやリハビリでトラブルを起こす、何もしないor否定が多い


・こるくぼ~どでの指導を受けて良かったこと、改善した事を教えてください

 病気になってから初めて意欲を見せるようになり、実際にトイレに介助無しで行けるようになったり、通院や外出も一人で出来るようになった
                     

・こるくぼ~どの指導や施術、他と比べての違いを教えてください

 型にはまった指導でなく、本人のやりたい事、出来るようになりたい事を自ら考えさせ、それに合わせて施術指導をして下さることが、介護医療業界の常識との大きな差だと思う。
以前からの違い、進歩を見つけほめてくれるところ←他には全くない!

 

・同じような状態や症状で悩んでいる方へ何か一言お願いします

 患者本人の気持ち次第で、症状の改善が出来ることが増えるのにはおどろきます。何がきっかけで、どこに解決策があるのか不安な時期も長かったのですが、今できる事を持続していくことが大切だと思います。介護制度にとらわれない こるくぼ~どの指導は、本人のモチベーションになっていると思います。


硬い手を柔らかくなるように考えるリハビリは   指導をしていない言葉や歩行へも好影響      仕事にも復帰し改善を目指す

特に言語訓練を行ってはいないのですが、リハジムこるくぼ~どでの訓練では、単に動かすのでなく、
・何をしたいのか?
・その為にはどんな動きを、どんな順番に
・どんな感覚、どんなイメージを持っているのか
と動かす前の準備に様々な問いを投げかけます。すると頭の中では身体の感覚やイメージ、動きの手順などに関連する様々な呟きにあふれ、それは失語症など、言葉の改善につながることがあります。

坂田さんは40代の働き盛りでの脳損傷、足の麻痺は軽めでしたが手が硬く強張りの強い麻痺に、そして右麻痺に多い言語の障害が著明でした。仕事復帰に向けては職場でのコミュニケーション、業務上での言葉のやり取りなども必要になります。

当初麻痺側の手は硬く握り込み、補助しようとしても触れればそれが刺激となって、更に硬くなる。動かそうとしたりすればするほど益々硬くなる悪循環。また、仕事に復帰する上ですべてを片手で作業を行うのは大変な事、使うことで硬くなりるという悪循環を断つことが必要でした。

現在、職場に復帰を果たし言葉もにこやかに冗談を言うときも(^^♪、補助的に右手を使うことを徐々に増やし、硬くなる悪循環を自分で解除するポイントを考え試みることが少しずつ出来るようになっています。そして足は、麻痺は軽めでしたので、特に訓練を行っていないのですが、いつの間にか、手で学んだ方法を取り入れたのか、歩く様子は麻痺を感じさせないまでに改善していました。

リハジムこるくぼ~どについてのアンケート

・こるくぼ~どに来られる前、悩まれていたこと


 右
側が麻痺。言葉も多少う うまくできませんでした。
  
・こるくぼ~どでの指導を受けて良かったこと、改善した事を教えてください

 はじめはいまいちだったが、じょうずに
うまくいくように、なりました

・こるくぼ~どの指導や施術、他と比べての違いを教えてください
 すこしづつ、うまくいきました

 

・同じような状態や症状で悩んでいる方へ何か一言お願いします

 がんばってください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※名前、写真アンケートの紹介など掲載についての許可を御本人より頂いています。

・こるくぼ~どに来られる前、悩まれていたこと

 主人がまだ働ける世代(40代)なのに右麻痺になり、なんとか歩行はできるようになったが、きき手が全く機能しなくなったという事。生活面でも仕事面でも支障があり、何とか少しでも右手が使えるようにならないかと考えた。


・こるくぼ~どでの指導を受けて良かったこと、改善した事を教えてください

 手が硬くなることが少なくなってきた。
手指は重度の麻痺で使える手ではないが、肩や肘の動きは良くなった。


・こるくぼ~どの指導や施術、他と比べての違いを教えてください


 ただの動作訓練の繰り返しと違い、様々な動作に対して、どこをどのように動かすと その動きになるのかを指導されるので 動作の成り立ちを理解し、自分で考えた上で動作をするということが習得できる。
脳から出た動作の指令をリアルに実践させて貰える場所が貴所といえる。

・同じような状態や症状で悩んでいる方へ何か一言お願いします

 私は主人が脳損傷で右麻痺になり、落ち込んだり、先のことが不安になったりしましたが、良くなりたい気持ちをあきらめなければ 少しずつでも 今よりは改善できるはずだと信じています。