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セラピストとしての課題

長いお付き合いを 有難う御座いました

Uさんが好きだったか?自宅に来る介護他の方々へ配っていたお菓子
Uさんが好きだったか?自宅に来る介護他の方々へ配っていたお菓子

 平成31年が令和元年となった今年も、あと半月となりました。・・・年末のあいさつに、何故ぱりんことブラックサンダーの写真が?・・・ ^^) 変ですね

 平成元年からもう31年以上も脳梗塞や脳出血を患い麻痺になってしまわれた方へ、鍼灸、訪問マッサージ、そして自費リハビリのセラピストとして関わってきました。多くの方が10年を超えるお付き合いをしています。自費リハでも数年単位の関りを持たせてもらっています。

 スパッと直せればそんなに長くお付き合いもないのでしょうが、現実は、少しずつ、一つ一つの可能性を、金鉱?最近でいえばレアメタル金属を探すようなものでしょうか?31年間を振り返ると、あきらめなければ麻痺は治ると真剣に信じ突き詰め、確かに変わる手ごたえを覚えることもあるも、力不足を痛感することも多々。


 在宅で数年来御利用のUさんにも、いろいろと経験をさせていただいた方。10月に享年95歳で他界されました。年齢的には大往生ですし、私たちも彼女の在宅生活を支えることに貢献を果たしたと思っています。


 しかし痛みに過敏な彼女の状況、元来とてもしっかり者である彼女ゆえに、そのストレスが他者へ攻撃的になることもあり、気分の抑うつを招かないようにまでの支援は残念ながら出来ずに終わってしまいました。ただ寄り添っただけの存在であり、その役目はあっても、プロのセラピストとしての役目を果たせたのかは・・・まだまだですね。

  昨年7月に下肢動脈の閉塞性循環障害により在宅療養が限界となり、ナーシングホームへ。強い痛みは在宅の頃よりも投薬でのコントロールもあり軽減されていたよう。最後の前夜まで、明日のお風呂はどうするかと、職員さんと会話をされていたという。痛みに開放されてもう楽になったことはよかったね・・・とは、私たちの気休めのような言葉かもしれませんが、天国では御自分の好きなように動いて頂けたらと・・・。

未熟な私たちのお世話を受けていただきありがとう。Uさんとの経験で私たちは学んだ事があると思います。生かしていけるようにしますね。またね、Uさん、ありがとうございましたm(__)m