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痛みへの教材じゃないけれど

 先日配布した『身体すごろく』その際簡単なアンケートを、すると長年、麻痺だけでなく視床痛に悩まれている方が。麻痺も辛いのですが痛みがあると尚更です。すごろくを配布した縁、私たちの経験が役に立てないかとお節介メールを送りました(^_^;)


『視床痛は身体に於いて起きているものではなく、身体に入ってくる刺激が整理されないまま脳の中に何か危険なシグナルのように痛みとして認知されてしまう状況であると考えております。

ですので健側である

・左手で何か心地良いものに触れている感覚を思い浮かべて下さい。(実際に何かに触れて頂いても構いません)

・次に触れていた感じを健側である左側で具体的に思い出して下さい。

・その後に患側の右手でもその感覚が具体的に想起できるか試してください。     (身体すごろく 詳しくは こちらクリック)

 

 
 もし具体的な感覚の想起が可能であれば想起している状況の間は右手の痛みはブロックされる経験を私達の臨床では経験しています。

つまり、視床は全身からの感覚の通り道ですので、それより上の脳は信号が入って来ない状況なので、それが痛みというアラームのとして誤作動してしまうのです。脳内で具体的な感覚を想起する方法を知ると、視床に対して大脳から制御を試みるということになります。』 とのメールを。

 

『身体すごろく』自体が視床痛に有効に働くものではないのですが、しかしすごろくでも、関節の変化と動きについて”想起”するという過程は、脳内での肩や肘、手首等の感覚や動きを具体的に思い浮かべるものなので、大脳が感覚を想起してコントロールする過程にはとしは共通性があるかと。何かのヒントになり少しでも視床痛が緩和することを願う限りです。

 

完全個人指導